「加藤まさをの乙女デザイン展」見て来ました

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今日(日付変わって昨日)は、JR京都伊勢丹併設の美術館「えき」で催されている「加藤まさをの乙女デザイン展」を見に行ってきました。

加藤まさを

絵の勉強のために行ったと言えば、カッコいいのかもしれませんが、たまたま京都駅前を歩いていたら看板が目に入ったので、気まぐれに入ってしまったのが事実です。でも、この展覧会、行って良かったと思いました。それは、何か絵を描くことのヒントが与えられたということより、会場に漂う「大正ロマンス」の匂いを満喫できたからだと思います。

この加藤まさをさんというイラストレーターさんは大正時代から昭和初期ぐらいに活躍された方のようで、展覧会の会場には、当時手掛けられた絵葉書や便箋をメインに、絵本などの挿絵や童揺詩画集などが沢山展示されていました。特に絵葉書などはサイズが小さい分、大量に展示されていました。

いずれの作品も僕個人的には「まさに大正ロマンス!」という印象が強いと思いました。塗りはいかにも”日本人が好む”水彩でありながらも、描写されているものは積極的に西洋風の文化を取り込もうとしている、まさにその当時の日本の文化がそうであったことを象徴する作風だと感じました。
(もっとも、僕がその当時の日本の文化がそうであったと感じるのは学校の教科書に与えられた知識に過ぎないので正しいかどうかは定かではありませんが・・・。)

加藤まさを

私は、おそらくはそのノスタルジックな空気に飲み込まれたのでしょうか、展覧会の会場にいる間、ずっと何とも文章に表現できない不思議な感覚を味わっていました。僕がこういった展覧会を見に行くのは非常に稀なことなのですが、それだけに、何かカルチャーショックのようなものに陥ったのかもしれません。
まあ、普段僕が見るイラストといえば、Pixivやその他ネットメディアで見るもの、もしくは大阪・日本橋の某イラスト展示場で見るようなものばかりなので、その違いにショックを受けるのは当たり前なのかもしれませんが・・・。
この不思議感覚を、今この記事で文章に上手く再現できないのが非常に残念です。

それにしても、加藤まさをさんという大正のイラストレーターさんの活動内容、ポストカードや本の挿絵、画集など、列挙して見れば、現在活躍するイラストレーターさんとやっていることは同じはずなのに、実際に展示されているものを見ると、全くそのことを感じさせられなかったので不思議です。

今日は、感じた「不思議」を上手く説明することができませんでしたが、今後その理由を詳しく解明してみたいものです。

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