私が「ペイントツールSAI」を使わなくなった理由は・・・

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 今日、お絵描きしようとPCに向かった時に、ふと今更思い返したことなのですが、改めて文章にしてブログ記事としました。あくまでも、私個人の主観的な意見であることを、どうかご了承ください。

 私はイラストを描くとき、現在は主には「CLIP STUDIO PAINT」を、仕上げ等の段階では「Photoshop CS6」を使用しております。(まあ、Photoshopの方は、まだまだ修行中で、その性能を引き出すことはできていませんが・・・。)

 この「CLIP STUDIO PAINT」の作業部分、以前は「ペイントツールSAI」を使用しておりました。ですが、去年の年末あたり、Amazonで、おもむろに「CLIP STUDIO PAINT」をクリックしてしまい、そのまま「ペイントツールSAI」は使用しなくなってしまいました。

ペイントツールSAI

 でも、これはお絵描きさんの視点で「ペイントツールSAI」のお絵描きの性能に不満を感じたわけでなく、ソフトウェアとしてのスペックを見た時に、以下の点に不満を感じてしまったからです。

1.長らく正式版がアップされていない点

 α版やβ版でのバージョンアップはありますが、それらの正式版が長らくリリースされていません。ライバルのお絵描きソフトに負けないような機能追加などが今後、本当に続くのだろうか疑問を感じてしまいました。

ペイントツールSAI

2.最新OSへの対応の不十分な点

 第一の件に付随するようなことですが、Windows環境はどんどん変化していくというのにメーカー側の現在の体制で、本当にこの変化についていけるのか心配です。次期バージョンでは64bit環境にも正式に対応するようですが、現地点ではまだ不安定です。次期バージョンは本当に大丈夫でしょうか?
 また、SAIは現在のところWindows版しかありません。かつてと違いWindowsの独裁体制も終わり、AndroidのようなLinuxの流れを汲むOS、また依然、根強い支持のあるMacOSが台頭してる状況下で、Windows版しか出せないメーカーの体制にも疑問を感じました。

3.ツール群に不足を感じる点

 グラデーションツールは最新のβ版では追加されているようですが、フォントツールなどは相変わらずみたいです。私の場合はその不足している部分をPhotoshopで補っていたのですが、みんながみんな、Photoshopなど別ソフトを用意できるわけでもないと思うので、その部分がいつまでも対応されないのはどうかと思います。

ペイントツールSAI

他にも細かな点、挙げるとまだあるのですが、大きく気にしているのは、このぐらいです。

 そう、何も考えずにお絵描きしていれば、何のことは無い問題ばかりなんです(多くの人は「そんなのどうでもいい」って思うかもしれませんね)。
 SAIは評判どおり、動作が軽くて、特に線画に関する部分などは非常に使いやすいと思います。テクスチャ等プラグインや、参考資料となるハウツー本なども非常に多く出版されています。ネット上の関連記事も数多あります。特にテクスチャや参考資料の多さは「CLIP STUDIO PAINT」をはるかに凌駕していると思います。やっぱり、これはこれで優秀だと思います。

 でも、PCを使ってすることは他にもいろいろあるから、SAIの為だけにOSを変えないわけにもいかない、やっぱりアップデートや機能追加など速やかに対応して欲しい、そんな不満を持っている最中、「CLIP STUDIO PAINT」を使ったら、不満が解決してしまったので、こちらに転んでしまった、それが私が「ペイントツールSAI」を使わなくなった理由です。

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コメント

  1. ねこのしん より:

    私も今は、「CLIP STUDIO PAINT」を使用していますね~
    るしあさんみたいに、深い考えではなく、単純に線画がSaiより描きやすかったので……ダウンロードで簡単に使用できるフリー素材やフリーのブラシツールがいっぱいあるのもありますが。でもSaiも一部の作業ではまだ使用してますね~

    • hotohori.rushia より:

      コメントありがとうございます!そういえば、SAIをやめた理由の中に挙げてなかったのですが、SAIの場合、テクスチャやブラシのインストールがわかりにくかったというのもありましたね。